大切にしていること

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モノリス会計事務所 代表 北島 征爾(公認会計士・税理士) 公認会計士・税理士 北島 征爾

はじめまして。税理士の北島です。モノリス会計事務所は2021年に開業した、比較的新しい会計事務所です。介護・障害福祉サービス、薬局、美容室、教室運営、不動産、IT、デザイン制作、NPOや任意団体まで。西宮・芦屋・神戸を中心に地域に根ざした多くの会社をサポートしてきました。


業種は違っても、長く続く会社にはひとつの共通点があります。顧問先の社長と、ときどきこの話になります。私の答えはいつも同じで、たいてい少し意外な顔をされます。この答えが、当事務所の仕事の考え方の出発点になっています。

答えは堅実であること

長く続いている小さな会社に共通しているのは、堅実であることです。意外かもしれません。経営者というと、大胆さや行動力が語られがちですから。

でも実務で見てきた現実はこうです。入出金を把握している。領収書を溜め込まない。支払いの期日を守る。お金をきちんと扱う姿勢は、お金以外のすべてに波及します。人を雇うときの約束の丁寧さに。取引先へ納める仕事の品質に。堅実であることは、地味ですが、そのまま信用として積み上がっていきます。

苦しくなる会社は基本が欠けている

逆もまた、はっきりしています。苦しくなる会社は、派手な失敗ではなく、基本のところでつまずいています。どんぶり勘定。書類が整理されていない。固定費を深く考えずに増やす。そして、準備しておくべき納税資金が足りなくなる。

もうひとつ、気をつけたいのが焦りや承認欲求からの拡大です。事業の必然がないまま人を増やし、場所を広げる。固定費は一度増やすと簡単には減らせず、この型の拡大は会社の寿命を縮めます。

拡大しないことは最善の選択になりうる

誤解のないように書いておくと、拡大すべき事業は確かにあります。ただ、すべてではありません。小さな会社の多くにとって、拡大はリターンよりリスクが勝ちます。理由は、事業環境の変化が速すぎるからです。物価高騰、AIの進化、国の法改正。数年先の前提が読めない時代に、簡単には減らせないコストを増やすことの重さは、以前の比ではありません。

無理のない規模のまま、変化に合わせて生き残り続けること。それは消極策ではなく、最善の選択になりえます。世間は成長の物語をたたえますが、続いている会社がいちばん強い会社です。

続くために見る数字は資金繰りがすべて

では数字の面で何を押さえればよいか。難しい経営指標は要りません。預金残高が、この先の支払い予定に足りているか。まず見るべきはこれだけです。来月の給与、税金や社会保険の支払い、仕入の決済。それらを並べたとき、口座の残高で届くか。

資金が尽きなければ、事業は続けられます。利益が出ていても資金が尽きれば終わり、赤字でも資金が回れば続く。当事務所が決算のずっと前から納税額の見込みと毎月の積立額をお伝えしているのは、この一点のためです。

税理士にできること、できないこと

正直に言えば、税理士にできないことがあります。経営するのは社長であり、そこは代われません。ただ、力になれます。資金繰りの見通しを一緒に立てる。納税で慌てない準備をする。堅実な状態を、仕組みで保つ。

そのうえで、大事にしていることがあります。冒頭で書いた堅実さの本質は、お金への態度です。お金を大事に使う。会社のために使う。そして、真剣に考えて迷ったときは、決める前に、相談してほしい。その相談相手であることが、税理士のいちばんの仕事だと考えています。

PROFILE

北島 征爾 公認会計士・税理士

監査法人と事業会社で経理・監査の実務を経験したのち、2021年に西宮で開業。以来、小さな会社専門の税理士として、地域の会社の経理と経営を支えています。

資格

  • 公認会計士(登録番号:第32953号)
  • 税理士(登録番号:第147219号)
  • 日商簿記1級
  • TOEIC 965点

略歴

  • 2007年関西学院大学法学部 卒業
  • 2011年住友電気工業株式会社 入社
  • 2013年有限責任監査法人トーマツ 入所
  • 2021年モノリス会計事務所 開所

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