「利益は出ているのに、なぜかお金が残らない」を卒業する——通帳の数字を増やすためのヒント

今回のコラムのポイント
こんにちは。毎日のお仕事、本当にお疲れ様です。
最近、経営者の方から「仕事は忙しいし、決算書では黒字なのに、なぜか通帳の残高が増えないんだよね…」というご相談をよくいただきます。特にお一人で事業をされている方や、数名のチームで頑張っている経営者様にとって、これは一番の不安のタネですよね。
2026年、物価や人件費の上昇が続く今だからこそ知っておきたい、お金をしっかり手元に残すための「優しい基本」をお話しします。
1. なぜ「利益」と「手元のお金」は一致しないの?
一番の理由は、会計のルールと、実際の現金の動きに「時間のズレ」があるからです。例えば、今月100万円の仕事を終えて売上を上げても、そのお金が通帳に入るのが来月や再来月であれば、今の通帳には1円も入っていません。
- 先に材料を仕入れたり、外注費を払ったりする「出費」が先に来る
- 借入金の「元金の返済」は経費にならないので、利益から引かれていく
「利益が出ているから大丈夫」と安心するのではなく、「いつ、いくら入って、いつ出ていくか」という現金の流れ(キャッシュフロー)を把握することが、経営の安心への第一歩です。
2. 2026年、特に気をつけたい「在庫」と「未回収」のお話
今の時代、仕入れ価格がどんどん上がっているので「安いうちにたくさん仕入れておこう」と考えがちです。でも、倉庫に眠っている在庫は「姿を変えた現金」です。売れるまでは1円にもなりません。
また、人手不足で忙しすぎると、ついつい「請求書の出し忘れ」や「入金チェック」が後回しになってしまうこともあります。
- 在庫は「必要な分だけ」持つ勇気を持つ
- 請求は「終わったらすぐ」出し、入金日を必ずカレンダーにメモする
こうした小さな積み重ねが、いざという時の会社の体力を守ってくれます。
3. 通帳の中身をじわじわ増やす「小さな工夫」
通帳の残高を増やすコツは、実は派手な戦略よりも「日々の見直し」にあります。金利のある世界に戻りつつある今、無駄な支払いを減らし、手元に現金を置いておく価値は今まで以上に高まっています。
「その経費は、来月の売上を連れてきてくれますか?」
なんとなく払っている月額サービスや、効果が見えなくなった広告費。ひとつひとつは小さくても、それを見直すだけで通帳の減り方は変わります。1円を大切にすることは、あなたの努力を大切にすることと同じです。
最後に:ひとりで悩まず、一緒に考えましょう
経営は、数字との戦いでもあります。でも、数字は敵ではなく、あなたの頑張りを映し出す鏡のようなものです。もし「数字が苦手で、どこから手をつけていいか分からない」と感じたら、ぜひ私たちを頼ってください。
モノリス会計事務所は、難しい専門用語を使わず、あなたの事業が10年、20年と続くよう、お金の悩みをお聞きします。もっと楽な気持ちで、一緒にお仕事を楽しみましょう。